校内研究
令和4年度研究主題
主体的・対話的で 深い学びの 実現を目指した授業づくり
~プログラミング的思考を取り入れた学習を通して~
研究仮説
プログラミング的思考を取り入れた学習活動を展開することで、子どもたちの学びがより深まるだろう。
昨年度「主体的・対話的で 深い学びの 実現を目指した国語科学習」を研究主題に設定し、授業実践に取り組んだ。その中で、「主体的に学習に取り組むための手立て」(魅力のある単元設定とゴール設定、学習と生活のつながりと必然性など)を打つことで、単元を通して子どもたちの意欲を持続させることができた。さらにiPadの導入により、教師も子どももICT機器に触れる機会が多くなったが、これらを学習の中で有効に使うことで学びが深まっていった。また、自分の考えをよりよいものにしていくために授業の中で交流活動を位置付けたが、交流活動を通しての深まりは不十分であった。交流活動の際には、子どもたちに交流の視点を明確に示したり、交流の意図を理解させたりするようにしていく必要があった。
新学習指導要領では、プログラミング教育の取組が導入された。情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくために「プログラミング的思考」が必要である。この力は、時代を越えて普遍的に求められる。当思考の育成は、ICT機器等を用いたプログラミング(プラグド)と、用いないプログラミング(アンプラグド)の両輪によって促進される。今年度は、プラグド・アンプラグドの両輪の研究を行い、昨年度から導入されたiPadの効果的に取り入れる方法を模索していきたい。しかし、ICT機器を使うことが目的ではなく、あくまで学びを深めるためのツールとして活用することが目的であることを常に意識したり、学びを深めていくために、今後もよりよい活用場面を精査・検討したりしていきたい。
本研究では、昨年度の研究のまとめから、これからの時代に求められる力を育成するために、教科を絞らずに窓口を広げ、「深い学び」につながる授業実践を行いたい。どのような授業を組み立てていけばよいのか昨年度の課題を受けて研究を進めていきたい。
過去5か年間の研究主題
平成29年度 ・考え、議論する道徳へ
~道徳の教科化に向けて~
平成30年度 ・「ことばの力」を育てる国語教育をめざして
~確かなことばで豊かな表現を~
令和元年度 ・「ことばの力」を育てる国語教育をめざして
~自分の考えを持ち、学びを深めよう~
令和2年度 ・主体的・対話的で 深い学びの 実現を目指して
~国語科におけるプログラミング的思考を取り入れた授業実践~
令和3年度 ・主体的・対話的で 深い学びの 実現を目指した国語科学習
~プログラミング的思考を取り入れた授業を通して~